根岸 真人さん
1. なぜこの会社に入社したのですか?
そうですね、まず第1の理由はタイミングだったと思います。定年を半年後に控えて、ちょうど次を探し始めたときにCCTECHを紹介され、入社の運びとなりました。一方でCCTECHーJAPANもちょうど増員をかけ始めたということなので、双方のタイミングがピッタリ合ってたと思います。
私はこれまで精密機械メーカーで生産装置の開発に携わってきました。ナノメートルの精度を追いかけてたのですが、この世界は機械や材料、電気やソフトなど、どれ一つ手を抜いても良い結果がでない難しい世界でした。CCTECHは精密技術を得意とするハイテク企業です。そこで、これまでの精密についての経験が活かせると思えたのも良かったです。それが決め手だったとも思います。 また、CCTECHーJAPANはスタートアップの会社だと紹介されました。私は大きな組織の中でしか仕事したことが無かったので、それを聞いた時、全員が顔見知りの小さなチームで一度は仕事してみたいと思いました。その事も入社を決めた理由です。
2.実際に入社してみてどうでしたか?(仕事の面、会社の雰囲気の面)
CCTECH-JAPANは今、正にスタートアップの段階ですので、すべて一人でやらないと何も進まないです。その事に最初は戸惑いました。大きな組織だと様々な仕事が分業されてますし、例えば実験に使う工具や棚などの備品調達もゼロからのスタートです。ある程度は想定してましたが、いざ実際にやってみると意外に時間がかかって大変な作業でした。今まで大勢の人にお世話になってたことを実感します。
反対に、想定どおりだったのは全員顔見知りになった点です。今は在宅勤務なのでできませんが、お昼は全員で食事に行ったり、ワインパーティしたりと、職場の中にゆるい人間的なつながりがあって、それは良かった点だと思います。
3. これから挑戦してみたい仕事は何ですか?
当面は新製品の開発です。技術者ですから、やはりものづくりが一番の仕事だと思います。これまでの経験で、プロジェクトが完成した時、関係者一同がとてもハッピーになることを知ってます。特にターゲットが世界にまだ無いともなれば、なおさらです。できるだけそのような場面を作ってみたいと思ってます。
4. 仕事の面白い部分、難しい部分を教えてください。
現在CCTECH-JAPANが進めている開発はすべて新技術の開発をベースにしているので、技術者としては魅力的で面白いです。もちろん予算やスケジュールの制約があるのでバランスをとる必要があるし、開発リスクの管理も大事です。
また、技術は最終的に誰かに引き継いでいくものですが、CCTECHはまだ若い会社なので、本社では私の子供と同じくらいの若者がたくさん働いてます。そこでまずは年の差や言葉の差を乗り越えて仲良くなるのが先決です。まだ手探りの状態ですが外国の若者とコミュニケーションをとりながら仕事するのも意外に楽しい経験です。
5. 趣味など、社外での活動で注力していることはありますか?
近所にすこし大きな公園があって、休日散歩に行くのが好きです。子供が小さい頃は毎週のように通った公園なので、そのころからの習慣になってます。天気次第ですが、途中で図書館に行ったり、飲み物を買って行くんですが、なかなか良いですよ。お金もかからないし、お勧めです。
6. その他、ご自由にお書きください。
これまで転職した経験が無かったので、転職を決めるときはあれこれ悩みましたが、今は良かったと思ってます。年と共に安定指向に傾くので、私の場合定年がきっかけでしたが、一生のうちには何回か環境を変えるのも悪くないと思っています。